2013年02月18日

第五回 つくし会総会

2月17日(日)、第五回つくし会総会が行われました。早いもので本会も設立から五年が経ちました。会員の皆様、いつも会の運営にご協力いただき、ありがとうございます。

さて、13時半からの特別講演では帝京平成大学ヒューマンケア学部はり灸学科教授の久島達也先生にお越しいただき、ご専門である「鍼灸刺激が免疫系に与える影響」についてお話いただきました。

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前半は、鍼灸と免疫の研究の歴史から、生体防御の基本、過敏性腸症候群の代表的メカニズムである脳−腸相関などについて解説していただきました。

後半は、久島先生の研究発表です。うつ傾向のある被験者に暗算負荷をかけ、唾液中のsIgA等を指標に免疫力を測定し、鍼治療群とコントロール群での差を検討したという研究です。前腕の低周波鍼通電刺激で、sIgAの増加、交感神経活動抑制、副交感神経活動向上がみられたとのことでした。

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今後の課題として、複雑な生体防御系のなかのどの要素に鍼が影響しているのかを調べたいというお言葉で、発表を締めくくられました。その後も、活発な質疑がありましたが、丁寧にお応えくださりました。ありがとうございました。

特別講演の後は、施設長の宮本俊和先生から、理療科教員養成施設110周年記念行事のご案内をいただきました。

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◆シンポジウム 〜理療科教員養成施設の課題と展望〜
日時:10月19日(土)13時から
場所:筑波大学東京キャンパス文京校舎134講義室

◆祝賀会
日時:10月19日(土)18時から
場所:茗渓会館

15時20分からは、OB・OG活動事例報告です。3名の演者に発表していただきました。

まずは、佐藤卓弥先生に「尿失禁に対する運動療法について」をお話しいただきました。

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尿失禁の概説に続き、骨盤底筋訓練に代わるアプローチとしての体幹筋トレーニングの効果についての発表していただきました。体幹筋トレーニングは、骨盤底筋周囲の神経ネットワークを改善させる効果が示唆されたようです。今後の展望としては、体幹トレーニングで改善しない患者さんに対する鍼治療の効果を検証できたら、とのことでした。短時間の発表でしたが、これまでに行われた多くの実験、研究のダイジェストを一気呵成にお話いただきました。

続いて、半田美香子先生の発表です。演題は「鍼灸臨床上の手指衛生および鍼を運動療法に加える効果に関して」。ご自身の略歴から始まり、手指衛生に関する研究、鍼と運動療法に関する研究に携わるようになったきっかけについてお話いただきました。

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佐藤先生と同じく、これまでの多くの実験、研究のダイジェストをお話いただきました。指サックに関する研究は、他に取り組んでいる方が少ないので大変貴重なデータでした。また、鍼と運動療法の研究では、運動療法単独よりも鍼を合わせて行った方が、WOMAC、身体活動量において改善がみられたとのことでした。このような臨床上の実感を裏付けてくれるデータは心強い限りです。

最後は、矢野健太郎先生の発表です。矢野先生は理療研修生出身。長年、訪問・外来治療に携わりながら、登山者、ウォーカーについての臨床研究や、膝や股関節の専門医学会への参加など、精力的な活動を続け、現在に至っておられます。演題は「訪問看護ステーションに併設した訪問鍼灸部門での活動について」です。

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脊柱管狭窄症を併発したパーキンソン病患者さんの間欠破行がリハビリと鍼灸で改善した例をはじめ、重度の変形性股関節症、脳卒中後遺症と肩関節痛についての症例などをお話いただきました。鍼灸とリハビリを合わせて行うことで、それぞれ単独では得られない効果があるようです。半田先生の発表にも一脈通じるものがありますね。臨床家ならではの実地に基づく発表、おおいに参考になりました。

※各発表者の研究内容の詳細については、ぜひ過去の論文等をご参照ください。

以上を持ちまして、全ての発表が終了いたしました。つくし会の方針として「臨床、研究、教育の三分野のテーマをバランスよく取り上げる」というものがあります。今回も各先生のお力で、つくし会らしい演題がそろったのではないでしょうか。ご参加いただいた皆様にとって、多くの学びと気付きがあったことを幹事一同願っています。

次回のイベントは夏季にサマーセミナーを予定しております。詳細が決定次第、お知らせいたします。

文責・堀


posted by つくし会 at 17:00| イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月13日

第4回 つくし会総会

2月12日(日)、寒さ和らぐ晴天のもと、第4回つくし会総会が行われました。昨年は校舎改築のため、小日向キャンパスや法政大学をお借りしてのイベント開催でしたが、今回は茗荷谷の新校舎にて開催できることになりました。

13時からの総会がつつがなくとりおこなわれた後、青木会長から濱田先生への校舎新築祝いの記念品目録贈呈がありました。現役生の皆様、楽しみにお待ちください。

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続いて13時半からはメインイベントの特別講演会です。講師はJASA公認アスレティックトレーナーの黒澤洋治先生です。

黒澤先生は、様々な競技のトップレベルの実業団、プロチームのアスレティックトレーナーとして長年活動されてきており、国内外の大会への帯同経験も非常に豊富です。また、青少年のスポーツ傷害を予防するための啓蒙活動や、アスレティックトレーナーの啓蒙活動についても積極的に取り組まれていらっしゃいます。その専門的な立場から、「これからの医療の動向について 〜アスレティックトレーナーの視点から〜」という演題でご講演いただきました。

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内容は多岐に渡り、これまで関わってこられたカヌー競技のサポート、教育委員会との連携、総合型地域スポーツクラブとの連携についてなど・・・。また、そこで行われた下肢スポーツ障害への対応としての、足部のメディカルチェックや適切な靴の選び方について具体的なレクチャーをいただきました。

「靴の顔」ってどこだか知っていましたか?内反捻挫のリスクの関係が深い、重要な要素だそうです。また、適切なサイズ(縦幅)やワイズ(横幅)は勿論のこと、踵部の大きさやフィット感などが重要とのことです。

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それからウサイン・ボルトの一歩が何cmかはご存知でしょうか?通常の歩幅は、身長マイナス100cm。速歩きで身長マイナス90cm。ボルトが全力疾走した時の歩幅はなんと2m80cmだそうです!

そんな知る人ぞ知る小話もたくさん聞かせていただきました。

講演のまとめとして「様々な分野でスポーツが普及するには、それが安全に行われることが必須。そのために治療家の皆さんがどんどん外にでていくといいと思います」というメッセージをいただきました。

質疑応答でも、足部のケアについての熱心な質問が連発。質問の挙手が止まないなか、時間切れで終了となりました。盛りだくさんの90分間でした。


特別講演会に続いて、後半は恒例のOB・OG活動事例発表会です。

まず一人目は、北海道高等盲学校教諭の入江毅先生の「北海道高等盲学校における臨床活動について」です。

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学校附属の二つの臨床施設、附属理療研修センターと学部臨床室についてご紹介いただきました。前者は教職員が施術を担当、難治性疾患の患者さんが来院される専門性の高い施術所、後者は学生さんの実習として、運動器疾患や全身調整を目的とした患者さんが主体の施術所のようです。患者さんや学生さんへのインタビュー動画も映され、臨床現場として、教育現場としての充実した雰囲気が伝わってくるプレゼンテーションでした。

二人目は、こぼり治療院の院長であり、方々の専門学校や大学の非常勤講師として活躍されている小堀孝浩先生の発表です。演題は「つくばで行ってきた臨床活動と今後について」です。

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養成施設、及び大学院での臨床活動、教育活動、研究活動。そこからつながったご縁からの開業までの経緯など、これまでの幅ひろい活動を総括するような発表でした。当日の参加者には開業されている先生も多かったので、皆さんにとってよい刺激になったことと思われます。

三人目は、筑波技術大学の近藤宏先生の発表です。近藤先生のこれまでの活動のダイジェストに加え、最新の調査研究「医療機関に従事する鍼灸マッサージ師の実態と需要動向に関する調査報告」の内容について発表していただきました。現在日本では、5600施設もの医療機関で4500名もの鍼灸師が雇用されているとのことです。鍼灸業界の今後の展望について、考えさせられる有意義な発表でした。

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そして総会の後は、お楽しみの懇親会です。

大学近くにある専攻生・研修生なじみの中華屋さん、「仙鶴楼」で黒澤先生、活動事例発表者の先生方、現役生達が集まり、楽しくにぎやかな一時を過ごしました。このような年度をこえた交流がもてることが、つくし会の良いところです。

次回のイベントは夏季に開かれる実技中心の「サマーセミナー2012」です。詳細が決定次第、HP等でお知らせいたします。幹事一同、多くの先生方のご参加をお待ちしておりますので、よろしくお願いいたします。

文責 堀
posted by つくし会 at 20:05| イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月04日

つくし会2011サマーセミナー

つくし会2011サマーセミナーが10月2日(日)に行われました。

今回は特別セミナーとして
がん総合センター所長、元国立がんセンター放射線診断部医長の松江寛人先生をお招きし
「超音波画像の歴史および内科領域における超音波の実際:がん症例を中心として」
というテーマでお話をして頂きました。

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松江寛人先生は国立がんセンターに38年間勤務し、がんの画像診断を専門とされていました。

日本における画像診断の歴史、またその技術を普及させる為米国の大学で教鞭をとっていた話などをお聞かせくださいました。

先生が研究されてきたお話に加え、
実際にがんに侵されている臓器の画像などのスライドもたくさん披露して頂き、
想像していた以上に病変がしっかりと写しだされているのにはとても興味を惹かれました。

超音波は侵襲が極めて少ない為出産前の赤ちゃんの画像診断に用いられるなど、
メリットが多くまだまだ医療現場で活躍できる可能性があるというお話を
熱く熱く語ってくださいました。
 

後半には日立アロカメディカル株式会社の臨床検査技師の先生をお招きし、
「整形外科領域における超音波の実際」
ということで医療現場で使用されている超音波診断装置をご用意頂き、
メカニズムや症例などを交えてお話して頂きました。

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お話の後には装置に触れてみましょうということで、
我々が実際に手にとって思い思いの部位の画像を診る時間をたっぷりと用意して頂きました。

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普段は解剖の知識と触診にのみ頼って筋や腱、神経などの位置を探る我々にとって、
ベッドサイドでタイムリーに画像として見れる装置は画期的でありとても貴重な体験となりました。
 


今回はつくし会創立以来、初めてオープン参加でセミナーを開催致しました。
事前の告知先が少なかった事や、期日が迫ってからの告知という事もあり準備が充分とはいえず改善すべき点は多々ありますが、今後もこども部屋OB、OG以外の方でも是非参加したいといったセミナーを開催出来たらと思います。

こういったテーマなら参加したいとか、おもしろい先生がいるので是非紹介したいなどございましたら、つくし会事務局までご連絡頂けると幸いです。つくし会の活動がより魅力的なものになるよう、皆様のご協力をお願い申し上げます。

(文責 竹下)
posted by つくし会 at 12:55| イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月22日

第3回 つくし会総会

(2/25、追記しました。)

2/20、筑波大学理療科教員養成施設(小日向仮校舎)にて、第3回つくし会総会が行われました。以下、内容を記します。

◆特別講演会
佐々木公一 先生(東京医療福祉専門学校 講師) 
演題:臨床に役立つ身体の使い方

「オステオパシー」を題材に講義を進めていただきました。数あるオステオパシーの中で「カウンターストレイン」というテクニックを中心に紹介していただきました。

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聞き慣れない方もいるかと思いますが、筋肉が最も弛緩しているポジションを見つけ90秒静止(保持)するだけ、という方法です。90秒後にゆっくりと元にもどすと先ほどあった筋肉の緊張が激減しているのがわかります。(筆者は個人的に「カウンターストレイン」は、オステオパシーの中でも最も理解しやすく習得も早いテクニックだと思います。)

他にも、
・患者さんの立ち姿勢を見たあと、姿勢を微調整して数秒間力ませると首の痛みが消える
・立ち姿勢を微調整してあげると、地面に根が生えたようにがっしり立てる
・仰臥位で膝裏を圧迫すると誰でも痛いが、圧迫した時に反射的にとる姿勢に2秒間×2回負荷をかけ、再度圧迫すると今度は全く痛くない
という実演をしていただきました。こちらは「操体法」を利用した内容です。

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どれも患者さんの体からの信号(メッセージ)を受け取る事が中心になります。一方的に治療をするのではなく、治ろうとする患者さんの力に手をそえるだけです。短時間で興味深い講義と、すぐに使える複数のテクニックを実演していただくという大変有意義な時間でした。

以前、先生には目の前でスプーンを曲げる(!!)離れ業を見せていただいた事があります。「こんなの練習すれば誰でもできるよ〜」と言われた事を思い出します。「オステオパシー」や「操体」の練習はもちろんスプーン曲げにも挑戦してはいかがでしょうか。



◆OB・OG活動報告
1.川上香先生「開業から今までを振り返って」
川崎で開業しておられる先生です。理療科研修生を終えた後の、開業し現在までの奮闘ぶり、様々な思いを語っていただきました。今後開業をめざしている人の参考になったと思います。

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2.楠山寛子先生「アジアにおける鍼灸マッサージの状況 AMINでの活動報告」
「AMIN」という、アジアの視覚障害者を支援する活動の報告のお話でした。アジアの視覚障害者の現状、という知られざる状況を聞かせていただきました。家の外に出る事すら家族に許されていない視覚障害者が存在しているというショッキングな話や、生きて行く上でごく最低限の保証しかしてもらえていないという話もありました。残念ながら「AMIN」の活動は今年で終了だそうです。意義ある活動なので、何らかの形で継続できる事を願います。

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3.並木康太先生「リハビリよもやま話」
鍼灸マッサージ師の資格を持ち、理療科で研修し、理学療法士の資格を取得し現在は理学療法士として活躍している先生です。リハビリの現場で理学療法士として働きつつも、鍼灸師からの視線で見る事も決して忘れていないありがたい存在です。判りやすいスライドのもとで、熱のこもった講義が展開されました。最後には「これからの医療現場には鍼灸師が絶対必要だ」という熱いメッセージをいただきました。

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今回は前回の会に比べ発表者の時間にゆとりがあったおかげか、出席者とのやりとりも多くみられ非常に充実した内容となりました。やや出席者が少なかったのが非常に残念でした。関係者はもちろん、外部の方にも聞いてもらいたい内容なので今後ますます「つくし会」を発展させていく必要性を感じました。

総会の後は、お楽しみの懇親会です。元施設長の中野先生はじめ、養成施設ゆかりの先生方が駆けつけてくださり、楽しい一時を過ごすことができました。

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次回のイベントは夏季の実技講習会、『つくし会 サマーセミナー2011』です。詳細が決定次第、発表いたしますので、どうぞお楽しみに!

文責 堀雅史
posted by つくし会 at 11:58| イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月30日

つくし会 サマーセミナー2010

2010年8月29日の日曜日、つくし会サマーセミナー2010が開催されました。炎天下の日差しのなか、20名以上の先生方にご参加いただきました。ありがとうございました。

演題は、筑波大学准教授、宮本俊和先生による『スポーツ選手の診かたと鍼灸マッサージ』でした。

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私達がトレーニングを積んだ(積んでいる)筑波大学理療科教員養成施設では、整形外科的な検査法によって、『病態を把握する』ことを重視しておりますが、宮本先生からは『機能を把握する』ことの重要さを解説していただきました。

例えば「肩関節にインピンジメント症候群による痛みがあった場合に、疼痛部局所だけにアプローチしていても、改善は難しい。肩甲胸郭関節の可動域や肩甲帯の筋の柔軟性などの機能性をチェックし、総合的にアプローチすべき」といった考え方です。まさに筑波大学式の応用編とも言える内容だったのではないでしょうか。

このような局所と全身の機能的な関係性を考慮したうえでの、検査法の実践を臨床的な流れに沿って、頚、肩、肘、腰、股関節、膝関節、足関節と全身にわたって解説していただきました。宮本先生の熱いご指導に参加者一同、釘付けでした。

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また質疑応答では、運動鍼の実際、身体各部(肘、足部など)のさらに詳細な検査法と治療のポイントについてご教授いただきました。明日の臨床から即いかせる実戦的なポイントを惜しげもなく披露していただきました。

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30年以上の臨床経験を経て、円熟の域に達した宮本先生の知識と技術、そして臨床教育に対する熱意が凝縮された3時間となりました。ご参加くださった皆様にとっても、またとない機会になったことと思います。宮本先生、貴重なご講演ありがとうございました。幹事一同、御礼申し上げます。

セミナーのあとはお楽しみの懇親会です。宮本先生をはじめ、セミナー参加者のほとんどにご参加いただきました。しかもこの日の懇親会には中野秀樹元施設長も駆けつけてくださいました。お忙しいところ、ありがとうございました。久々に会う仲間同士の近況報告にはじまり、情報交換、臨床談義、くだけた雑談トークへと、皆さん話に花が咲いていたようです。

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今後も楽しく有意義な企画を催していきたいと考えております。現役の専攻生、研修生の皆様、OB・OGの先生方、ぜひまた大勢で集まって一緒に勉強しましょう!よろしくお願い申し上げます。

文責 堀雅史
posted by つくし会 at 11:44| Comment(2) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月09日

つくし会 2009年サマーセミナー

つくし会 2009年サマーセミナー が8月2日(日)に行われました

講師 :濱田淳 先生
演題 :馬尾神経刺激法 −棘間アプローチ−(実技セミナー) 
概要 :
腰神経、仙骨神経に対する刺激方法としては、椎間孔外(いわゆる「神経根パルス」であるが、名称としては間違い)アプローチ、仙骨孔アプローチなどが行われている。
今回、腰椎棘突起を刺入ガイドとしたアプローチを紹介する。これは正中法と傍正中法の2方式があり、それぞれ特徴がある。基本的な刺入技術があれば、使用する鍼も入手しやすいので、日常の臨床において活用できる。腰部脊柱管狭窄症、腰部椎間板ヘルニア、神経根障害、泌尿器科疾患など応用の幅は広いと考える。

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最初、題名を聞いた時の第一印象は「え? また何て刺激的な・・・」でしたが、
当日実際に1時間の講義を聞き、案外安全かつ効果的な刺鍼法かもしれないと実感しました。

濱田先生の3時間に渡る、熱心な講義と実技指導が繰り広げられました。

講義の要点は
・棘突起と棘突起との間に鍼が入るのが可能だという事。
・そのまま刺入してもセイリンの鍼ならば、柔らかく直進しないので、柔らかい組織に沿って進むため、硬膜を貫通する事にはならない。
・わずかな電流量で下肢の大部分が筋収縮する事。
・胸椎や頸椎でも同様の刺鍼法が可能である事。
・2寸の3番鍼(女性ならば寸6の3番鍼)で出来るので、慣れれば臀部での坐骨神経パルスよりも楽であり、患者への負担が少ない刺鍼法である事。

脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアに対する鍼治療に大きな可能性がありそうです。

なによりも押手の大切さを再確認させていただきました。
初心に戻る事は大事です。次回はもっと大勢の参加をお待ちしています。

濱田先生の言葉を借りれば「秘密結社」の講演会です。
理療科ならではのテーマがこれからも聞けるかと思います。

濱田先生のさらなる御活躍をお祈りします。

(当日の画像は後日アップします)
posted by つくし会 at 18:28| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月23日

つくし会創立総会開催

昨日2月22日(日)、筑波大学理療科教員養成施設第3講義室にて“つくし会創立総会”が開催されました。総勢30名以上ものOB、OG、教官の先生方にご来場いただきました。

総会では同窓会設立趣意、会則、事業計画などの報告・提案が行われ、会場の先生方からは暖かい拍手のもとご賛同いただくことができました。ありがとうございました。

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後半の特別講演会では、現施設長の吉川恵士先生に“理療臨床部の過去と現在”についてご講演いただきました。1903年(明治36年)に国立東京盲学校として発足されて以来、現在に至るまでの施設の変遷と研究活動の歴史についてお話いただき、受講者一同にとってまたとない有意義な時間となりました。

総会後には懇親会も開かれ、総会にご参加いただいたほとんどの先生方にご出席いただきました。会は非常に盛り上がり、OB・OGと現役専攻生・研修生との親睦も深まったようです。

ご多忙のなか遠方よりはるばるご参加くださった皆様、幹事一同心より感謝申し上げます。
posted by つくし会 at 15:59| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月27日

2/22 つくし会 創立総会

来月、2月22日(日)14:30より、筑波大学理療科教員養成施設第3講義室にて創立総会を開催いたします。

15:45からの特別講演会では、現施設長の吉川恵士先生が理療科の歴史についてご講演くださいます。理療科の歴史を再確認できるまたとない機会です!つくし会準備室一同はりきって準備しておりますので、ふるってご参加ください。



posted by つくし会 at 15:41| Comment(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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